受傷から何日以内ならちゃんと治る?やっぱり早い方がいいの?
ずばり、、、5日以内です!
治療開始5日以内の患者様は100例以上の実績をもって、安全に、確実に、強く、美しく治ります。もちろん質の高い治療が提供されなければいけませんが、5日以内でちゃんと治療をしていてうまく治らなかった例はみたことがありません。
受傷から治療開始までに時間が経ってしまっているような陳旧例は、通常は絶対的に手術を勧められます。しかし、私の経験では最長で受傷から2ヶ月たっていても保存療法で治療した経験があります。
治療が遅れてしまい手術をするにしても、断裂した腱の周囲には瘢痕組織といって皮膚でいうかさぶたみたいなものがたくさん集まってきています。従来は、瘢痕組織は不要なものとして取り除いてから腱縫合の手術がされていたみたいですが、研究が進み、瘢痕組織は腱の再生に有効な組織であることがわかってきており、現在では瘢痕組織をある程度温存して手術する方が良いとされています。
なので治療開始が遅れてしまっても、腱を移植したり、人工靭帯をいれたり大きな手術をしなくても、ちゃんと治療できます。
現時点では陳旧例を保存療法で治療したという実績は世界的にもあまり多くありません。
先ほども言いましたが、実際保存療法でも治療可能です。絶対的手術適応を回避し、ちゃんと治った患者様はいつも感動していただき多大な感謝をしていただけています。経過観察終了時にはいつも握手までさせていただきました。ありがたいことです。治療家冥利につきます。
瘢痕組織の話もそうですが、治療法の話も時代と共に進化します。以前の常識が現在の非常識ということはみなさんのまわりにもたくさんありますよね。
治療法を選ぶ時、治療施設を選ぶ時の参考になれば幸いです。
「美しく、治す。」アキレス腱を強く美しく復活させ、素敵な毎日をお送りください。
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