アキレス腱断裂。初期の固定角度ってみんな一緒じゃないの?

アキレス腱断裂をすると、手術しようがしまいが初めは必ずギプス固定をします。

手術の場合は縫合糸で腱を結んでいるのであまり気にしなくてもいいのですが、保存療法(手術しないで)で治療する場合はこのギプス固定角度がとても重要です。


足首をつま先立ちの方向に曲げて(底屈して)、切れたアキレス腱の断端同士が接触するか確認します。その際、接触が十分に得られる角度でギプス固定をします。

この断端同士が接触する足首の角度は患者さんによって様々です。多くの方は底屈約40°で固定して問題はないのですが、まれに最大限に底屈しないといけない方がいます。

そういう最大限に底屈しないといけない方に、底屈40°の固定をしてしまうとどうなるかというと、腱がとても細く脆弱にくっついてしまうか、全くくっつかないか、一旦くっついてもその後運動負荷を上げた時に再断裂してしまうか、のどれかの状態になります。


もし接骨院や医療施設をお探しであれば、全ての患者さんを同じ固定角度で固定している接骨院や医療施設ではなく、ちゃんと患者さん個々の状態に合わせて固定角度を変えて固定している接骨院や医療施設を選ぶといいと思います。そのくらい初期に腱断端同士を接触させた状態で固定することは、早期職場復帰、早期スポーツ復帰には重要です。

例えば、腱はくっついた、それで仕事復帰してみた。しかし、力は入らないし歩きにくいしでは意味がないですよね。


接骨院や医療施設を探す時の参考にしていただければ幸いです。

「美しく、治す。」
アキレス腱を強く美しく復活させ、素敵な毎日をお送りください。

「美しく、治す。」|アキレス腱断裂保存療法専門サイト

アキレス腱断裂を手術しないで治す方法を保存療法といいます。 この保存療法に、早期からの適切なリハビリや機能的装具を取り入れた保存療法を「早期加速リハビリ保存療法」といいます。 このサイトでは早期加速リハビリ保存療法について記載しています。

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